ゆきなの昔話④
お互いに共通の秘密が出来たというのが大きいかもしれません。
彼女は少しずつミニスカに耐性が出来始めたようで、私の家に来てからウエストのところでスカートを2、3回折り返し
自前のミニスカにして過ごすようになりました。
もちろん、家の中で遊ぶ時はお互いにいつもノーパン・・・。
7月も終わりに近づき近所の団地で地元自治会主催の夏祭りがありました。
私はIちゃんを誘い夕方の6時頃に彼女の家に行くと、そのまま団地の祭り会場に行きました。
私は例のフリフリミニ、Iちゃんはデニムの膝下丈のフレアースカート。
彼女と合流した後、祭り会場に行く前に別の公園のトイレによると、彼女はスカートをウエストのところで折り返し股下数センチのミニにする。
Iちゃん 「ちょっと短すぎかな?」
私 「良いんじゃない♪」
股下数センチの長さまで巻き上げた彼女。
前屈みになったら確実に見える長さ。
公園のトイレを出て他の友達が待つ祭り会場へと急ぐ。
「ユッキー、スカ―トなんて珍しいじゃん♪」
「Iちゃん、ミニなんて穿くんだ♪」
クラスメートの女子達が私達に話しかける。
「夜だからね(^^;」
意味不明な私の返事に「?」となる友人一同。
私たちはそのまま皆で屋台を回り、自治会のイベントを見たりして時間を過ごす。
すると、かき氷を食べすぎたせいか、急にお腹の痛くなった私はトイレに行く事にする。
「わたしも行く~」
Iちゃんも私と共にトイレに行く。
トイレを出るとIちゃんが私に急に言い出す。
「ねえ、もう暗いし外でパンツ脱いでみたい・・・。」
恥ずかしそうに言い出す彼女。
私達はそのまま仮設トイレの裏側に行くとそこでお互いにパンツを脱ぎノーパンになる。
「じゃあ、交換」
私はそう言うと彼女に自分のパンツを渡す。
彼女も自分のパンツを私に渡すとそのまま友達のいる場所へと戻る。
友達の待つ場所に戻るとさっきまではいなかったクラスの男子数人のいる。
どうやら私達がトイレに行っている間に合流したようである。
急な男子の登場に一瞬戸惑い明らかに不自然な内股になるIちゃん。
「普通にしてないとバレルよ」
彼女にそう耳打ちする私。
私達はそのまま皆と共に祭り会場の横の斜面に座る。
ミニスカの為、お尻に刺さる芝生の感触。
アソコにも芝生がチクチクと刺さる。
その感触が地味に気持ちよく、何とも言えない気分になる。
祭りもクライマックスになり、自治体の子供会がバトントワリングの発表をしたり、太鼓の演奏会を行ったりしている。
一通り発表が終わると、規模は小さいながら花火が行われる。
会場の照明が落とされ辺りは真っ暗に。
自治会長のMCのあと、会場中央に設置された打ち上げ花火が次々と打ち上げられる。
私は周りが暗く、周囲の友人たちもみんな花火に注目している事からゆっくりと膝を立ててみる。
下から見たら確実に見えているアソコ。
風がスカートの中に入り込みアソコがスース―する。
するとその様子に気づいたIちゃんも私と同様に膝を上げる。
暗い会場の中、丸見えになる二人のアソコ。
そのまま最後の仕掛け花火を見終えた私達は友達と別れ帰る事に。
立ち上がると太ももの内側に流れるアレ。
「ちょっと遠回りしようよ」
Iちゃんにそう伝えると、親にはクラスメートとマックに行くと伝えそのまま例のグラウンドに行く事にする。
私が初めて野外で脱いだ林道。
夏の木々のせいで、月明かりは一切林道には射し込まずそこは漆黒の林道。
私が自転車を隠した場所に到着すると、「ここから裸になったんだよ」と彼女に伝える。
私達はお互いに背を向けると着ていた服を脱ぎ全裸になる。
身に着けているのは靴下と靴のみ。
脱いだ服を持っていたコンビニ袋に入れ道沿いの木の根元に隠すと、私達はそのままグランドへ向かい歩き出す。
林道を抜けグランドに入る。
月明かりに照らし出されるIちゃんの身体は、女目線で見てもすごく華奢で何とも言えない美しさを感じる。
細い腕。
小さいながらもバランスよく膨らんだ胸
くびれ始めている腰
脚を閉じても隙間の開く太もも
彼女は初めて屋外で全裸になった解放感からか徐々にテンションが上がり始め、私よりも大胆にグランド内ではしゃぎだす。
そんな彼女を眺めながら一抹の不安に襲われる私。
『もしこのタイミングでここに誰かきたらどうしよう・・・。』
その時である。
公園の正面入り口側にバイクの音と強い光が見える。
「Iちゃん!!!」
私は彼女の名前を叫ぶと、そのまま彼女の手を握りさっき来た林道側入り口へと走る。
私達が林道側入り口に到着するよりも早くグランド内に入ってくるバイクの集団。
どうも地元の高校生らしき彼らはグランドから出ようとしている私達に気づいたようである。
何を言っているのかはエンジン音にかき消されて良く聞き取れませんでした。
ただ彼らが仲間に対し何かを叫びこちらにバイクを走らせて来るのが分かりました。
後ろから来るヘッドライトの光が私達の前方に照らされると、そこには全裸の自分たちの姿が影となって映し出される。
完全に彼らに見つかった私達。
なんとか林道に逃げ込みそのまま暗闇の中を走る。
「ガシャン!!」
バイクを乗り捨てたのか転倒したのか後ろで大きな音が出る。
振り返る余裕のない私達は後ろで何が起きているのか確認せず、とにかく林道の中を走り続ける。
私達は服を隠した木の下に着くと服を拾い全裸のまま林道から出る。
そのまま林道を出ると外灯のある舗装路を右に曲がり、その先にある橋の下へと逃げ込む。
お互いにまだ全裸のまま。
しばらく息を潜めるもその後バイクの音も彼らの声も聞こえない。
どうやら諦めてくれたようでした。
私達はその場で服を着るとゆっくりと橋の上を確認する。
「そこで何をしてる!」
急に後ろから男性の声がする。
急の事に思わず悲鳴を上げる二人。
振り返るとそこには二人組の警察官の姿。
「君たちS学生だよね?今何時だと思ってるんだ。早く家に帰りなさい!」
声を掛けてきたのが警察官だった安心感と、急に話しかけられた驚きから腰が抜けてしまいその場に座り込んでしまう二人。
「どうした!?」
心配そうに話しかける警察官に対し、バイクに乗った集団に追いかけられたと一部抜粋で説明する私。
その事を聞きひとりの警察官が私達から少し離れると、どこかへ無線連絡を始める。
その間ももう一人の警察官は私達を守るような位置に立ち周囲を見回している。
少し間が空き、連絡を取っていた警察官が私達のところに戻ってくる。
まだ心臓はバクバクしていて、中々落ち着かない私達に対して二人の警察官はやさしく話しかけると、それぞれの家まで一緒に来てくれる事に。
Iちゃん達とは途中で別れ、私はもう一人の警察官と共に自宅へと戻る。
自宅に着き玄関を開けると部屋の奥から父親が今まで見たこともない怖い顔で怒鳴りながら玄関に来る。
「おまえ、こんな時間まで今までどこで何をしてたんだ!」
私と一緒に玄関に入る警察官を見て言葉を失う父。
「お父さん、ちょっと落ち着いてください。少しご両親にお話があるのですが。」
警察官がそういうと、その警察官を居間へ招き入れる父。
私はそのまま自室に行き頭から布団をかぶる。
『もしあそこで彼らに捕まっていたら今頃私達はどうなっていたんだろう・・・。」
言葉にならない不安感と恐怖・・・。
だんだんと体が震えだすのを感じる。
しばらくして玄関から先ほどの警察官の声がする。
ドア越しの為に何を言っているのかは聞き取れない。
玄関が閉まる音がし誰かが階段を上がってくる音がする。
部屋に入ってきたのは母だった。
ここは女同士。
今にして思うと、そこは女同士にしか分からない配慮だったと思う。
母はベッドにうずくまる私を上から優しく手を掛けると
「怖かったね。でももう大丈夫だからね」
そう小さく言い、しばらく私の背中をさする。
どれくらいの時間そうしていたかは分からないけど、それまで無言だった母は私に
「そろそろお風呂に入ってすっきりしてから寝なさい」
と明るい声で私に言いそのまま部屋から出ていきました。
私はベッドから出て家族の顔を見る事なくお風呂に入る。
換気扇の音が響く浴室。
一人天井を見上げながらまたさっきの事を思い出す。
暖かい湯船の中のはずなのに段々と体が震えだし、何とも言えない感情から涙があふれ出す。
声を押し殺しながら泣き出す私。
あんな事をしなければこんな怖い思いしなくてすんだ事。
とっさの事とは言え、私を心配してくれた警察官と両親に嘘をついた事。
なによりIちゃんに怖い思いをさせた事。
すべての感情が入り交じり今まで感じた事の無い程の自己嫌悪に陥る私。
「みんなごめん・・・。」
その時の私にはその言葉しか出てきませんでした。
今日はここまでです(^-^)/"